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2012.01.31

【2012-01-30(mon) amori】


先日、誕生日の前日だったと思うが山に連れていかれた。

霧が有名なところで、辺り一面が濃霧であり夜ということも影響して、
周囲の視界があまりきかない場所だった。

でも、山を登って頂上付近になると霧の上に出て、
霧の海を見渡すことができるという、気持ちのいい風景に出会えた。

遠く都会の光を霧が反射して、漆黒の山間に霧が光るという情景に
寒さを我慢しながら心を奪われていると、望遠鏡をのぞけといわれた。
どうやら何かに照準を合わせたらしい。
ボクは望遠鏡の照準を合わせるのがとても苦手だ。

この前、山さんに天体愛好家が集う場所に連れて行ってもらい
自前の望遠鏡でなんとかアンドロメダ銀河をつかまえてやろうと思ったが、
月にさえ照準が合わなくて、きーきー言っていると、
周囲の人に随分笑われた。

言われるままに望遠鏡をのぞきこむと、
そこには土星が輪っかをつけて、のん気に夜空を泳いでいた。
世界で最初にあれを見た人はどう思っただろう、
あいつだけは随分ふざけた野郎だなと思ったに違いない。

夜空の星のなかで、ひとりだけ浮き輪をつけた奴がいるんだから。

あいつはトリックスターだ。

それがボクの今年の誕生日でした。