« | »

2010.02.22

【2月22日(月) 習慣「あもり」】

「金が必要や、・・・お前ら、ワンマンせぇ」

ぎょっとしているボクに今、ここで決断せえと追い討ちが来る。
ボクが今日のチキンジョージでのライブにはお客さんが
3人しか来てくれなかったけど、本当に大丈夫でしょうか?と
不安げに児島勝へお伺いを立てると、俺が全責任持つという。

念のためにボクが「ワンマンは・・・来年とかの話じゃないですよね」と聞くと、
勝が「早急に!・・・、まとまった金が・・・必要なんです!!」と即答。
そんなこんなでチキンの初舞台から2ヶ月後にワンマンが決まった。
横でこんなやり取りをみていたタッキーはしまりのない顔でえへらえへら笑っていた。

「おう、おう、そしたら・・・そしたら・・・、一緒にの、の、頑張ろうや、の」と
勝さんはボクにビールを持ってきてくれるが、ボクはボクで
あと2ヶ月で何をどうすりゃいいのかさっぱり判らないので、不安で仕方ない。
タッキーなんかは、他人の災難を横目に美味そうにビールを飲む。

そんな折、勝さんに何か用事があるようで勝さんは席を立つこととなった、
最後に「おう、おう、そしたら、そしたら、拓也(タッキー)、ワンマンのことは全部任せたぞ」と言い放つ。
思わぬ言葉に「ええ!!?ボクがですか!!」とタッキーはさっきまでの薄笑いが吹き飛び、半狂乱に叫びだす。
しかし、その声をタッキーがあげた頃には、勝兄やんは遠山の金さんのように
懐手に夜の三宮の街をどこかへ駆け出していった。

次週に続く